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仏総合PMI、10月は8カ月ぶり低水準 サービス業悪化

2025年10月24日(金)16時47分

10月24日、 S&Pグローバルがまとめた10月のフランスのHCOB購買担当者景気指数(PMI)速報値は、サービス部門が予想に反して悪化し6カ月ぶりの低水準となった。仏北部の化粧品工場で7月撮影(2025年 ロイター/Noemie Olive)

[パリ 24日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた10月のフランスのHCOB購買担当者景気指数(PMI)速報値は、サービス部門が予想に反して悪化し6カ月ぶりの低水準となった。政局が不透明な中、需要が落ち込んだ。

サービスPMIは47.1で前月の48.5から低下した。好不況の分かれ目である50を14カ月連続で下回った。ロイターがまとめたアナリスト予想は48.7だった。

製造業PMIは9月の48.2から48.3に小幅上昇し、アナリスト予想の48.2を上回った。

サービス業と製造業合わせた総合PMIは46.8。アナリスト予想(48.4)に反して、9月の48.1から低下し8カ月ぶりの落ち込みとなった。

ハンブルグ商業銀行のエコノミスト、ヨナス・フェルドフーセン氏は、製造業、サービス業両方で生産が減少していると指摘した。

厳しい業況にもかかわらず、企業は雇用を継続し、雇用者数はわずかながら3カ月連続で増加した。

事業の先行きについては楽観的な見方を維持しているが、政治の不安定や世界経済の低迷が重しになっている。

ロイター
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