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為替はファンダメンタルズ反映し安定推移が望ましい=片山次期財務相

2025年10月21日(火)18時20分

 高市早苗内閣で財務相に就任する片山さつき元地方創生担当相(写真)は21日、現在の円安について所感を問われ、為替はファンダメンタルズを反映して安定的に推移するのが望ましいということ以外は言えない、言う時期でもない、と語った。10月21日、東京で撮影(2025年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

Kentaro Sugiyama

[東京 21日 ロイター] - 高市早苗内閣で財務相に就任する片山さつき元地方創生担当相は21日、現在の円安について所感を問われ、為替はファンダメンタルズを反映して安定的に推移するのが望ましいということ以外は言えない、言う時期でもない、と語った。官邸で記者団の取材に答えた。日銀の利上げの方向性については「今の時点で特段コメントはない」と答えた。

片山氏は今回、財務相に加えて金融担当相、新設ポストの租税特別措置・補助金見直し担当相に任命された。

片山氏は「税と社会保障の一体改革」は財務相を除いては進まない、と指摘。ほかの関係大臣とも協力し、社会保険料で苦しむ中・低所得者対策に取り組みたいと語った。給付付き税額控除の制度設計にも着手するとした。

高市政権が「責任ある積極財政」を掲げる中、財政規律に関する見解も問われた。片山氏は、政府が財政健全化の目標設定で用いる基礎的財政収支(プライマリーバランス)が今年、来年でプラスマイナスゼロになると指摘。「ネットの債務残高のGDP比を緩やかにコントロールするということで合理的ではないかと言われている。財務省とも、そういう統計の議論があるということを議論している」と語った。

ロイター
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