<韓国が誇る弾道ミサイル「玄武5」は、地中深くに隠された北朝鮮の核施設も破壊できるとされる>
韓国の国防当局者が、北朝鮮の核開発に対抗する「恐怖の均衡」を実現するため、通称「モンスター」と呼ばれる大型弾道ミサイルを年内にも配備すると明らかにした。
「玄武(ヒュンムー)5」ミサイルは、昨年10月の韓国・国軍の日の式典で初公開された。8トンの通常弾頭を搭載し、北朝鮮の核兵器やミサイルが隠されている可能性のある地下施設を破壊することを目的に設計されている。
このミサイル配備の発表は、北朝鮮が本土攻撃能力を持つとされる大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星20号」を公開してから数日後のことだった。北朝鮮は、推定で50発の核弾頭を保有し、核放棄を拒否し続けている。
北朝鮮の核脅威が高まる中、米国の「拡大抑止」に基づき、核を含む米軍の報復能力に依存している韓国は、核・ミサイル攻撃に備えた防衛体制「三軸体系」を構築している。三軸とは、①攻撃の兆候を事前に探知し、敵のミサイルや司令部に先制攻撃を加える「キルチェーン」、②報復・懲罰攻撃、そして③防空・ミサイル防衛の3本柱からなる。
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