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米政府閉鎖、国民は共和党を非難 トランプ氏支持率は小幅上昇=調査

2025年10月21日(火)19時19分

 ロイター/イプソスが実施した最新の世論調査によると、米国民は政府機関の一部閉鎖について民主党議員よりも共和党議員を非難している。写真はトランプ大統領。10月20日、ワシントンで撮影(2025年 ロイター/Kevin Lamarque)

Jason Lange

[ワシントン 21日 ロイター] - ロイター/イプソスが実施した最新の世論調査によると、米国民は政府機関の一部閉鎖について民主党議員よりも共和党議員を非難している。一方、トランプ大統領の支持率もわずかに上昇した。

調査は20日まで6日間実施された。トランプ氏の支持率は42%となり、今月上旬から2ポイント上昇した。ただ上昇幅は誤差の2ポイントにとどまった。トランプ氏の支持率は4月上旬以降、40─44%の間で推移している。

今回の調査では回答者の50%が政府閉鎖について、議会共和党指導部に最も責任があると答え、民主党指導部と回答した人は43%だった。政府閉鎖は21日目に入り、米国史上3番目の長さとなっている。

多くの米国民は航空便の遅延を通じて政府閉鎖の影響を実感している。調査では約5人に1人が政府閉鎖によって経済的影響を受けていると回答。5人に2人は経済的影響を受けている人を知っていると回答した。

共和党は議会の上下両院で多数派を占めているものの、政府機関の活動再開に向けた法案を可決するには上院民主党の賛成票が必要となる。民主党は期限切れとなる医療保険補助金の延長に共和党が同意するまで法案を支持しない構えだが、調査では補助金延長に幅広い支持が見られ、回答者の約72%(民主党支持者のほぼ全員と共和党支持者の半数)が補助金を維持すべきだと回答した。一方、廃止すべきだという回答は22%だった。

また、共和党支持者約10人に9人が大統領としてのトランプ氏の仕事ぶりを引き続き評価する一方、民主党支持者ではこの割合は20人中わずか1人だった。

調査は全米の成人4385人を対象にオンラインで実施された。

ロイター
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