米フィンランド首脳が会談、北極の安保強化に砕氷船取得で合意
トランプ米大統領は9日、ワシントンを訪問した北欧フィンランドのストゥブ大統領とホワイトハウスで会談し、北極での米国の国家安全保障を強化に向け、フィンランドから最大11隻の砕氷船を取得することで合意した。写真は米国とフィンランドの国旗。2023年6月、ヘルシンキで撮影(2025年 ロイター/Lehtikuva/via REUTERS)
[ワシントン 9日 ロイター] - トランプ米大統領は9日、ワシントンを訪問した北欧フィンランドのストゥブ大統領とホワイトハウスで会談し、北極での米国の国家安全保障を強化に向け、フィンランドから最大11隻の砕氷船を取得することで合意した。
トランプ氏はまた、ロシアのプーチン大統領が攻撃を命じた場合、米国は北大西洋条約機構(NATO)加盟国であるフィンランドを防衛すると述べた。ただ、プーチン氏はそのようなことをするとは考えていないとした。トランプ氏とストゥブ氏は会談でロシアによるウクライナ侵攻についても協議するとみられている。
フィンランドは世界有数の砕氷船製造国。両首脳がこの日の会談で承認した砕氷船協力に関する覚書(MOU)によると、フィンランドが国内の造船所で「アークティック・セキュリティ・カッター(ASC)」と呼ばれる新型の中型砕氷船4隻を建造し、その後、米国がフィンランドの技術を活用し国内の造船所で最大7隻を建造する。
ストゥブ氏は大統領執務室でトランプ氏と並んで座り、北極の戦略的重要性に触れた上で「トランプ大統領による大きな戦略的決断が得られた」と述べた。
米沿岸警備隊(USCG)の極地艦隊が保有するASCは現在2隻。ホワイトハウス当局者によると、11隻の建造費用は約61億ドルで、2028年の引き渡し開始を目指す。
ストゥブ氏はトランプ氏と良好な友好関係を築いており、3月に米南部フロリダ州にあるトランプ氏の邸宅「マールアラーゴ」で会談した。





