年金改革修正は経済に多大なコストと仏財務相代行、さまざまなシナリオ検討とも

　１０月８日、フランスのレスキュール財務相代行（写真）は、同国の政治混乱の一因で、各方面から批判が出ている年金制度改革を修正するとなれば経済に大きな負担をもたらすと指摘した。４月６日、フランスのサンドニで撮影（２０２５年　ロイター/Tom Nicholson）

［パリ　８日　ロイター］ - フランスのレスキュール財務相代行は８日、同国の政治混乱の一因で、各方面から批判が出ている年金制度改革を修正するとなれば経済に大きな負担をもたらすと指摘した。

「年金改革を修正すれば、２０２６年に億単位、２７年には十億単位のコストが生じるだろう」とフランス・インターラジオに語った。

財務省が年金制度の変更を検討しているかとの質問に「さまざまなシナリオを評価している」と答えた。

元首相のボルヌ教育相代行は７日、自身が２３年に議会を通過させた年金改革を一時停止することに前向きだとル・パリジャン紙に語った。