インドネシア、高速鉄道会社の債務巡り中国と協議開始

　１０月８日　インドネシアのロサン投資相（写真）は２０日、同国の高速鉄道会社の債務再編について中国と協議に入ったと明らかにした。写真は２月１１日、ジャカルタで撮影（２０２５年　ロイター／Willy Kurniawan）

［ジャカルタ　８日　ロイター］ - インドネシアのロサン投資相は２０日、同国の高速鉄道会社の債務再編について中国と協議に入ったと明らかにした。

ジャカルタと西ジャワ州の州都バンドンを結ぶ高速鉄道計画は中国が支援する７３億ドル規模の事業で２０１９年開通予定で１６年に建設が始まった。しかし用地収用を巡る問題やコロナ禍、コスト増などの影響で開業は２３年にずれこんだ。

ロサン氏は、中国側との具体的な交渉内容は明らかにしなかった。

「われわれは再編後にデフォルト（債務不履行）の可能性などが生じないよう、包括的な改革を求めている」と述べた。