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イラク原油輸出増加、数億ドルの追加収入見込む=国営販売会社

2025年09月22日(月)12時54分

9月21日、イラク国営石油販売会社SOMOは、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国でつくる「OPECプラス」で決まった自主減産を徐々に巻き戻す方針に従う形で、イラクは原油輸出を増やしていると明らかにした。バスラ沖で8月撮影(2025年 ロイター/Mohammed Aty)

[21日 ロイター] - イラク国営石油販売会社SOMOは21日、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国でつくる「OPECプラス」で決まった自主減産を徐々に巻き戻す方針に従う形で、イラクは原油輸出を増やしていると明らかにした。

OPECプラスの有志8カ国は今月、10月から生産量を日量13万7000バレル増やすことに合意している。

SOMOのアリ・ニザール・アルシャタリ代表はイラク国営通信に、現在の価格水準に基づくと輸出増加で数億ドルの追加収入が得られると語った。

代表は輸出の増加規模には言及しなかったが、日量20万バレルの増産が国庫を膨らませると説明している。

イラクは8月の平均輸出量は日量338万バレル。SOMOの予想では、9月平均は日量340─345万バレルになるという。

OPEC加盟国の中でイラクは生産割り当てに対する超過生産量が最も大きく、これを相殺するための減産を要求されている。

一方でスダニ首相は今月、加盟各国が生産能力をより適切に反映できるような輸出割り当ての再検討に動くことを期待していると発言した。

ロイター
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