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ウクライナ、武器輸出戦略を近く発表へ 欧米向けなど想定

2025年09月22日(月)11時38分

 ウクライナのゼレンスキー大統領は19日、2週間以内に武器輸出戦略を提示する方針で、米国や欧州諸国などを潜在的な買い手と想定していると明らかにした。4日パリで代表撮影(2025年 ロイター)

[19日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は19日、2週間以内に武器輸出戦略を提示する方針で、米国や欧州諸国などを潜在的な買い手と想定しているとビデオ演説で明らかにした。

この輸出計画により、3年半以上にわたるロシアとの戦争において、最前線で必要なドローン(無人機)の生産拡大と資金調達が可能になると説明。「特に今年からは、特定のウクライナ製兵器の管理輸出を通じてあらゆる資金不足が補填(ほてん)される」と述べた。

その上で、「管理輸出により、前線向けドローンの生産規模を拡大できる。われわれの優先事項は、第1に前線旅団への装備供給、第2にウクライナの兵器備蓄の増強、第3に管理輸出だ」と指摘。

「(2週間以内に)三つの新たな輸出プラットフォームの構想が提示される。一つ目は対米輸出と相互協力、二つ目は欧州のパートナー諸国、三つ目はウクライナの兵器に関心を持つ世界のパートナー国だ」と述べた。

さらに、「ロシアとその共犯者がウクライナの技術や兵器にアクセスできないよう」、効果的な輸出管理を実践していくと述べた。

ロイター
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