ＢＨＰ、140年の社史で初の女性ＣＥＯを指名か＝ＦＴ

　９月１９日、資源大手ＢＨＰグループは、オーストラリア事業の責任者ジェラルディン・スラッテリー氏を同社の１４０年にわたる歴史の中で初めてとなる女性の最高経営責任者（ＣＥＯ）に指名する見通しだ。英紙フィナンシャル・タイムズ（ＦＴ）が報じた。写真はメルボルンで３月撮影（２０２５年　ロイター/Hollie Adams）

[１９日 ロイター] - 資源大手ＢＨＰグループは、オーストラリア事業の責任者ジェラルディン・スラッテリー氏を同社の１４０年にわたる歴史の中で初めてとなる女性の最高経営責任者（ＣＥＯ）に指名する見通しだ。英紙フィナンシャル・タイムズ（ＦＴ）が１９日報じた。

指名されれば、スラッテリー氏は世界の資源大手で数少ない女性ＣＥＯの１人となる。

ＦＴは、同社取締役会の事情に詳しい関係者の話として、マイク・ヘンリーＣＥＯが２０２６年半ばまでに５年の任期を経て退任する見通しだと伝えた。報道によると、同社の取締役会は人事異動を「急いでいない」という。

スラッテリー氏はＢＨＰに３０年間在籍し、米石油事業を統括した経歴も持つ。

関係者は５月、ロイターに対し、ＢＨＰは主要役職でトップの人材を定期的に交代させており、社内のＣＥＯ候補者は一種の事前審査として、会長や一部の取締役から何年も指導を受けていると語っている。