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対イラン国連制裁、月内に復活の公算=仏大統領

2025年09月19日(金)09時30分

フランスのマクロン大統領は9月18日、イランに対する国連制裁が月内に再開される可能性が高いとの見方を示した。15日、パリのエリゼ宮で代表撮影(2025年 ロイター)

[パリ 18日 ロイター] - フランスのマクロン大統領は18日、イランに対する国連制裁が月内に再開される可能性が高いとの見方を示した。英仏独が制裁復活回避の道を探るためにイランと行った先の協議が真剣ではなかったと判断した。

英仏独の欧州3カ国は8月末、国連制裁の復活に向けた手続きを開始し、30日間の検討期間に入った。イランが国連核査察官の受け入れや米国との協議再開などの条件を9月中に満たせば、制裁を復活させる「スナップバック」と呼ばれる規定を最大で6カ月延期する方針だ。

マクロン氏はイスラエルのチャンネル12のインタビューで、スナップバックは既に決まっているかと問われたのに対し、「そうだと思う。イランからの最近のニュースは真剣ではないためだ」と述べた。

一方、イランのアラグチ外相は「今後数日で不必要かつ回避可能な危機を回避するため、E3(欧州3カ国)/欧州連合(EU)関係者に合理的かつ実行可能な計画を提示した」と明らかにした。

提案は「真の懸念に対処」するもので、双方に利益をもたらすとXに投稿したが、詳細は明らかにしなかった。

国連安全保障理事会は19日に会合を開く。

ロイター
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