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原油先物ほぼ横ばい、予想通りのFRB利下げ受け

2025年09月18日(木)10時24分

9月18日、アジア時間の原油先物は、米連邦準備理事会(FRB)による予想通りの利下げを受けてほぼ横ばいで推移した。2022年7月、中国浙江省の港湾で撮影。cnsphoto提供写真(2025年 ロイター)

Katya Golubkova

[東京 18日 ロイター] - アジア時間の原油先物は、米連邦準備理事会(FRB)による予想通りの利下げを受けてほぼ横ばいで推移した。一方、年内追加利下げの可能性が示されたことで、需要拡大の見通しが高まった。

0042GMT(日本時間午前9時42分)時点で、北海ブレント先物は0.08ドル(0.12%)安の1バレル=67.87ドル。米WTI先物は0.10ドル(0.16%)安の63.95ドル。

FRBは16─17日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.25%ポイント引き下げた。雇用情勢の弱さを示す兆しに対応し、年内は着実に利下げを実施していく方針を示した。

ライスタッド・エナジーのチーフエコノミスト兼市場分析担当グローバルディレクター、クラウディオ・ガリンベルティ氏は、FRBの追加利下げ示唆について、失業による景気リスクがインフレによるリスクよりもかなり高いという認識を示すものだと指摘。

「特にブレント原油にとっては、今回の利下げと年内に予想されるあと2回の利下げが強気要因となり、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国でつくるOPECプラスの減産縮小戦略の影響を部分的に打ち消すだろう」と述べた。

ロイター
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