香港長官が政策演説、経済と生活の向上に注力と表明

　９月１７日、香港政府のトップ、李家超行政長官は、政策演説を行い、アジアの金融ハブである香港の経済を活性化させ、市民生活を向上させると表明した。写真は香港で５月撮影（２０２５年　ロイター/Joyce Zhou）

Clare Jim　Anne Marie Roantree　Jessie Pang

［香港　１７日　ロイター］ - 香港政府のトップ、李家超行政長官は１７日、政策演説を行い、アジアの金融ハブである香港の経済を活性化させ、市民生活を向上させると表明した。

４回目の政策演説で、２０２５年の経済成長率予想を２─３％で据え置き、国際的拠点および中国本土企業の海外進出のプラットフォームとしての役割を強化していくと述べた。

李氏は、「究極の目的」は生活の改善であり、「市民にはより良い住宅、労働者にはより高い収入、高齢者のためのより充実したケア、若者にとってより大きな展望」が必要とした。

中国の景気減速、米中貿易摩擦を背景に香港は個人消費が低迷し経済成長が伸び悩んでいる。

李氏は、本土との境界近くに約２５０万人分の住宅を整備し、新たなビジネス地区を作る北方都市プロジェクトを加速させると述べた。