北朝鮮、昨年は8年ぶり高成長 ロシアとの連携強化で=韓国中銀

北朝鮮経済の成長ペースがロシアとの関係拡大により大幅に加速していることが、韓国銀行(中央銀行)が29日発表した推計で明らかになった。写真は、北朝鮮の金総書記が生産施設を視察する様子。KCNA提供。2024年12月、成川郡で撮影(2025年 ロイター/情報不明)
Ju-min Park
[ソウル 29日 ロイター] - 北朝鮮経済の成長ペースがロシアとの関係拡大により大幅に加速していることが、韓国銀行(中央銀行)が29日発表した推計で明らかになった。
韓国中銀によると、北朝鮮の2024年の国内総生産(GDP)は3.7%増と、16年の3.9%に次ぐ高い伸びを記録した。23年は3.1%増と、前年の0.2%減からプラスに転じている。
韓国中銀高官は記者会見で、「製造業、建設業、鉱業の大幅な(生産)増加が高成長の主な要因だ。国内では国家プロジェクトの強化、対外ではロシアとの経済協力の拡大が背景にある」と分析した。
特に、重化学工業はロシア向け兵器輸出に関連する金属製品の生産拡大に支えられ、統計開始以来最高の10.7%増となったと指摘した。鉱業も8.8%増と、1999年以来最大の伸びとなった。
北朝鮮の24年の貿易額は2.6%減の27億ドルと、新型コロナ流行前の水準を下回ったが、かつらや時計の出荷により輸出額は10.8%増の3億6000万ドルとなった。
同年の名目国民総所得(GNI)は1人当たり172万ウォン(1239ドル)と推定され、これは韓国の5010万ウォンの3.4%に相当する。