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イスラエル、最大都市ガザ市郊外を砲撃 攻撃拡大を表明

2025年08月25日(月)08時35分

 イスラエル軍は8月23日夜から24日にかけて、パレスチナ自治区ガザの最大都市ガザ市の東部と北部の郊外で攻撃を行い、建物や家屋を破壊したと住民らが明らかにした。ガザ市で24日撮影(2025年 ロイター/Dawoud Abu Alkas)

Nidal al-Mughrabi Lili Bayer

[カイロ/エルサレム 24日 ロイター] - イスラエル軍は23日夜から24日にかけて、パレスチナ自治区ガザの最大都市ガザ市の東部と北部の郊外で攻撃を行い、建物や家屋を破壊したと住民らが明らかにした。

イスラエル軍は24日、ジャバリアに再び部隊を展開したと発表。イスラム組織ハマスの地下トンネルを破壊し、同地域の支配を強化するためとし、この作戦が「さらなる地域への戦闘拡大を可能にし、ハマスのテロリストがこれら地域で再び活動するのを阻止する」と説明した。

イスラエルのカッツ国防相は同日、国連が飢餓発生を報告したガザ市への攻撃を続行すると明言。ハマスがイスラエルの条件に沿って戦闘を終結させ、全人質の解放に同意しない限り、ガザ市は壊滅すると述べた。

ハマス側は、イスラエルによるガザ市の占領計画は停戦に真剣でないことを示しているとし、停戦合意は「人質を返還する唯一の方法」だと主張した。

現在の停戦案には60日間の戦闘停止のほか、ガザで拘束中の人質10人と遺体18人の返還、イスラエルが拘束している約200人のパレスチナ人囚人の解放が含まれる。

一時停戦開始後、残る人質の返還を含む恒久的停戦の交渉を始めることも提案されている。

ロイター
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