米財務省ナンバー2、フォルケンダー副長官が辞任 理由は非公表

米財務省は、マイケル・フォルケンダー財務副長官が辞任すると発表した。２０２３年１月撮影（２０２５年　ロイター/Kevin Lamarque）

［ワシントン　２２日　ロイター］ - 米財務省は、マイケル・フォルケンダー財務副長官が辞任すると発表した。上院が承認した財務省高官の辞任は、内国歳入庁（ＩＲＳ）ロング長官の辞任に続き、８月に入って２人目となる。

ベセント財務長官は、フォルケンダー氏の財務省での業務に謝意を表したものの、辞任の理由は明らかにしなかった。「１月以来、財務省の業務の監督やトランプ大統領の大胆な経済政策の実施に重要な役割を果たしてきた」と表明した。

トランプ氏は２０２４年１２月、メリーランド大学の教授（ファイナンス）だったフォルケンダー氏を財務省副長官に指名、２５年３月に上院が承認した。

フォルケンダー氏は、第１次トランプ政権では財務次官補（経済政策）を務めた。トランプ氏の政策策定に寄与する保守系シンクタンク「米国第一政策研究所」のチーフエコノミストも２年間務めた。