ＥＵ、来月までに新たな対ロシア制裁の準備完了＝外相

欧州連合（ＥＵ）の外相に当たるカラス外交安全保障上級代表は１９日、次の対ロシア制裁措置は来月までに準備が完了する予定だとし、ＥＵはロシアの軍需経済への措置を継続するとの考えを改めて示した。ウクライナのキーウで１１日撮影（２０２５年　ロイター/Gleb Garanich）

［ブリュッセル　１９日　ロイター］ - 欧州連合（ＥＵ）の外相に当たるカラス外交安全保障上級代表は１９日、次の対ロシア制裁措置は来月までに準備が完了する予定だとし、ＥＵはロシアの軍需経済への措置を継続するとの考えを改めて示した。バーチャルで開催されたＥＵの欧州理事会（首脳会議）後に発言した。

カラス氏は「きょうのバーチャル首脳会談ではＥＵ首脳間の結束がはっきりと感じられた」とし、来週行われるＥＵ外相・防衛相会談では最重要事項として、ウクライナの安全保障と対ロシア制裁を設定したと語った。

また、カラス氏はＸへの投稿で「（ロシアの）プーチン大統領が、いかなる確約やコミットメントも守るとは到底思えない」とし、安全の保証は、ロシアの軍再編成や再攻撃を抑止できるほど強力で信頼できるものである必要がある」と述べた。