仏大統領、欧州交えた「4者会談」提案 ウクライナ和平に向け

フランスのマクロン大統領は１８日、米ホワイトハウスで行われたウクライナ和平を巡る協議で、米ロとウクライナに加え、欧州も交えた「４者会談」を将来的に実施することを提案した。同日撮影（２０２５年　ロイター/Al Drago）

［１８日　ロイター］ - フランスのマクロン大統領は１８日、米ホワイトハウスで行われたウクライナ和平を巡る協議で、米ロとウクライナに加え、欧州も交えた「４者会談」を将来的に実施することを提案した。

 トランプ米大統領はこの日、ホワイトハウスでウクライナのゼレンスキー大統領と会談した後、英独仏などの欧州首脳のほか北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）事務総長らを交えた協議を実施。トランプ氏は、米国はウクライナに対する「安全の保証」欧州を支援すると述べたほか、米国、ウクライナ、ロシアの３者会談実現に向けて取り組む姿勢を示した。

協議内容の要旨によるとマクロン氏は、米国、ウクライナ、ロシアの３者協議は「解決に向けた唯一の方法になるため、極めて重要だ」と発言。その上で、欧州の関与を提案し「フォローアップとして、（欧州を交えた）４者会談が必要になる」と指摘。「（ウクライナに対する）安全の保証を巡る協議は、欧州大陸全体の安全の保証を巡る協議だ。そのためにわれわれ全員がここでウクライナと団結している」と語った。

ただ４者会談に欧州を代表してどの国が関与するのか具体的に示さなかった。