ロシア、中短距離ミサイル配備制限中も開発継続=外務次官

ロシアは中・短距離ミサイルの配備に関するモラトリアム(自主的制限)の期間中もこれらミサイルの開発を継続し、現在ではかなりの数を保有している。同国メディアが10日、リャプコフ外務次官(写真)の発言として報じた。モスクワで2月撮影(2025年 ロイター/Maxim Shemetov)
[11日 ロイター] - ロシアは中・短距離ミサイルの配備に関するモラトリアム(自主的制限)の期間中もこれらミサイルの開発を継続し、現在ではかなりの数を保有している。同国メディアが10日、リャプコフ外務次官の発言として報じた。
RIA通信によると、リャプコフ氏は国営放送ロシア1のインタビューで「モラトリアムを発表した際、われわれは配備のみが対象だと明確にし、(研究開発)活動の停止には言及しなかった」と述べた。
その上で「この時間は適切なシステムを開発し、この分野でかなりの規模の兵器を構築することに充てられた。私の理解では、われわれは今やそれを保有している」と述べた。
ロシア外務省は今月、中・短距離ミサイルの配備に関するモラトリアムをロシアが守る義務はもはやないとの見解を表明した。