ドイツテレコム、第2四半期利益は予想と一致 国内市場が不振

ドイツテレコムが7日発表した第2・四半期決算は、コア利益がアナリスト予想に一致した。写真は同社ロゴ。2023年2月、ボンで撮影(2025年 ロイター/Wolfgang Rattay)
Marleen Kaesebier Maria Rugamer
[7日 ロイター] - ドイツテレコムが7日発表した第2・四半期決算は、コア利益がアナリスト予想に一致した。ただ、国内市場の不振が嫌気され、株価は一時6%安まで下落した。
第2・四半期のリース調整後EBITDA(金利・税金・償却前利益)は110億ユーロ(130億ドル)で、同社がまとめたアナリスト予想の109億5000万ユーロとほぼ一致した。
ただ、本国市場であるドイツでの売上高は前年同期比1.3%の減少となった。市場関係者によると、競争激化などが背景。競合するボーダフォンは7月、ドイツで近く成長が再開するとの見通しを示した。
一方、ITサービス部門のTシステムズは、受注が前年比20.5%増加した。特に道路課金やデジタル分野が好調だった。
ドイツテレコムは25年のコア利益予想を450億ユーロ前後から小幅に引き上げ、450億ユーロ超になるとの見通しを示した。
25年のリース調整後フリーキャッシュフローの予想も、従来の200億ユーロ前後から200億ユーロ超に修正した。
子会社のTモバイルUSは7月、第2・四半期のワイヤレス加入者が予想を上回ったとして、通年のポストペイド(後払い方式)純加入者数の予想を引き上げていた。