ニュース速報
ワールド

フィリピンCPI、7月はほぼ6年ぶり低い伸び 中銀に利下げ余地

2025年08月05日(火)12時22分

フィリピン統計局が5日発表した7月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同月比0.9%と前月の1.4%から減速し、2019年10月以来の低水準となった。2023年7月、マニラで撮影(2025年 ロイター/Eloisa Lopez)

[マニラ 5日 ロイター] - フィリピン統計局が5日発表した7月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同月比0.9%と前月の1.4%から減速し、2019年10月以来の低い伸びとなった。ロイターがまとめたエコノミスト予想の1.1%も下回った。

公共料金の上昇が鈍化したほか、食品価格が下落した。中央銀行による年内追加利下げに道を開く可能性がある。

過去7カ月間の平均インフレ率は1.7%と、中銀の今年の目標レンジ(2.0─4.0%)を下回った。

中銀は統計発表後の声明で「全体として、より緩和的な金融政策スタンスが依然として正当化される」と表明。「これまでの金融政策調整の影響を継続的に評価するとともに、地政学的緊張の高まりや海外政策の不確実性によるインフレへのリスクをより注意深く監視する必要がある」とした。

7月はコメ価格の前年比下落率が15.9%と、6月の14.3%から加速した。

一方、変動の大きいエネルギーと食品を除いたコアインフレ率は 2.3%と、6月の2.2%からやや加速した。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

英BP、コスト削減の進捗状況説明へ エリオットが増

ワールド

7月豪求人広告は前月比1%減、なお高水準で労働市場

ビジネス

米タイソン、通期売上高見通し上方修正 鶏肉販売好調

ビジネス

日本郵船、26年3月期の営業益を上方修正 自動車事
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:Newsweek Exclusive 昭和100年
特集:Newsweek Exclusive 昭和100年
2025年8月12日/2025年8月19日号(8/ 5発売)

現代日本に息づく戦争と復興と繁栄の時代を、ニューズウィークはこう伝えた

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 2
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 3
    こんなにも違った...「本物のスター・ウォーズ」をディズニーが公開へ? 50周年でオリジナル版「復活」の可能性
  • 4
    メーガンとキャサリン、それぞれに向けていたエリザ…
  • 5
    【クイズ】1位はアメリカ...世界で2番目に「原子力事…
  • 6
    自分を追い抜いた選手の頭を「バトンで殴打」...起訴…
  • 7
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 8
    12歳の娘の「初潮パーティー」を阻止した父親の投稿…
  • 9
    カムチャツカも東日本もスマトラ島沖も──史上最大級…
  • 10
    「15対0の完敗」──EUは安全保障を米国に依存する日本…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅で簡単にできる3つのリハビリ法
  • 3
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 4
    12歳の娘の「初潮パーティー」を阻止した父親の投稿…
  • 5
    日本人の児童買春ツアーに外務省が異例の警告
  • 6
    いま玄関に「最悪の来訪者」が...ドアベルカメラから…
  • 7
    枕元に響く「不気味な咀嚼音...」飛び起きた女性が目…
  • 8
    【クイズ】1位は韓国...世界で2番目に「出生率が低い…
  • 9
    カムチャツカも東日本もスマトラ島沖も──史上最大級…
  • 10
    メーガンとキャサリン、それぞれに向けていたエリザ…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 3
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅で簡単にできる3つのリハビリ法
  • 4
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が…
  • 5
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医…
  • 6
    幸せホルモン「セロトニン」があなたを変える──4つの…
  • 7
    囚人はなぜ筋肉質なのか?...「シックスパック」は夜…
  • 8
    「細身パンツ」はもう古い...メンズファッションは…
  • 9
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップ…
  • 10
    12歳の娘の「初潮パーティー」を阻止した父親の投稿…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中