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汚職対策機関の独立性回復、ウクライナ大統領が法案に署名 

2025年08月01日(金)01時02分

ウクライナのゼレンスキー大統領は31日、ウクライナの2つの主要汚職対策機関の独立性を回復する法案に署名した。写真は議会投票を前に集まった抗議者たち。キーウで30日撮影(2025年 ロイター/Thomas Peter)

Dan Peleschuk

[キーウ 31日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は31日、ウクライナの2つの主要汚職対策機関の独立性を回復する法案に署名した。

先週、ゼレンスキー大統領が汚職対策機関への規制を厳格化し、独立性を制限する法律に署名したことを受け、戦時下で異例の抗議デモが国内主要都市で発生した。また、欧州各国から独立した汚職対策機関の維持を要請されるなど、方針転換を迫られていた。

ゼレンスキー大統領は対話アプリ「テレグラム」で、「いかなる外部からの影響や干渉もないことを保証する」と表明。「ウクライナは民主主義国家であり、疑いの余地は全くない」と述べた。これに先立ち、ウクライナ議会は汚職対策機関に独立捜査権を戻す法案を331対0で可決していた。

欧州連合(EU)欧州委員会のフォンデアライエン委員長はこの動きを歓迎。同法案への署名は、法による支配の強化と、EU基準への準拠に向けた一歩だと述べた。

ロイター
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