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ダイムラー・トラック、米関税で数億ユーロの損失計上へ=CEO

2025年08月01日(金)20時01分

独商用車大手ダイムラー・トラックのカリン・ラドストロム最高経営責任者(CEO)は1日、米国の関税による間接的な影響で2025年に数億ユーロの損失が発生するとの見通しを示した。ハノーバーの国際展示会で2022年撮影(2025年 ロイター/Fabian Bimmer/File Photo)

Amir Orusov Ilona Wissenbach

[1日 ロイター] - 独商用車大手ダイムラー・トラックのカリン・ラドストロム最高経営責任者(CEO)は1日、米国の関税による間接的な影響で2025年に数億ユーロの損失が発生するとの見通しを示した。アナリストとの電話会議で明らかにした。

損失は第3・四半期と第4・四半期に均等に計上される見込みだと述べた。

ラドストロムは今年後半に向かい風が強まるとの見通しを示した。「関税の影響は第2・四半期にはまだそれほど大きくなかったが、下半期には本格的に現れるだろう」と述べた。また、同社はコストの一部を吸収し、一部を顧客に転嫁していると語った。

ダイムラー・トラックは前日、通期業績見通しを下方修正した。EBIT(利払い・税引き前利益)は36億─41億ユーロ(41億1000万─46億9000万ドル)になるとの見通しを示した。同社がまとめた市場のコンセンサス予想(41億5000万ユーロ)を大幅に下回る。

同社は声明で、新たな業績見通しは北米市場の継続的な低迷を反映したものであり、他の全ての部門については変更がないと説明した。

ロイター
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