パウエル氏利下げ拒否なら理事会が主導権を、トランプ氏が主張

トランプ米大統領（写真左）は１日、パウエル米連邦準備理事会（ＦＲＢ）議長（写真右）が利下げを拒否し続けるなら、理事会が主導権を握るべきだと主張した。７月２４日撮影（２０２５年　ロイター/Kent Nishimura/File Photo）

[ワシントン １日 ロイター] - トランプ米大統領は１日、パウエル米連邦準備理事会（ＦＲＢ）議長が利下げを拒否し続けるなら、理事会が主導権を握るべきだと主張した。

「頑固な愚か者のジェローム『遅過ぎる』パウエルは、今すぐ金利を大幅に引き下げなければならない。もし拒否し続けるなら理事会が主導権を握り、誰もがやるべきだと分かっていることを実行すべきだ！」と述べた。

ＦＲＢは２９─３０日に開いた連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）で、フェデラルファンド（ＦＦ）金利の誘導目標を４．２５─４．５０％に据え置くと決定した。金融政策は引き締め的すぎるという点でトランプ大統領と見解が一致するウォラー理事とボウマン副議長（金融監督担当）の２人が反対票を投じ、決定は９対２だった。

トランプ氏は自身のソーシャルメディアへの投稿でこの反対意見について言及し、「ＦＲＢ理事会に強い反対意見。今後さらに強くなるばかりだ！『遅すぎる！』」と述べた。