11月のCOP30に宿泊費高騰懸念、対策の緊急会議を開催

7月29日、11月に国連気候変動枠組み条約第30回締約国会議(COP30)が開かれるブラジル北部アマゾン地域にあるベレンで開催期間中の宿泊費が高騰し、発展途上国が出席できなくなる恐れがあるとして、「COP事務局」が緊急会議で対策を話し合った。写真は、COP30気候サミットの開催を前に建設中のホテル。ブラジル・ベレンで16日撮影(2025年 ロイター/Wagner Santana)
Kate Abnett
[ブリュッセル 29日 ロイター] - 11月に国連気候変動枠組み条約第30回締約国会議(COP30)が開かれるブラジル北部アマゾン地域にあるベレンで開催期間中の宿泊費が高騰し、発展途上国が出席できなくなる恐れがあるとして、「COP事務局」が29日緊急会議で対策を話し合った。外交官らの話と、ロイターが入手した文書で分かった。
ベレンのホテルなどの客室不足から宿泊費が急騰しており、発展途上国からは負担できないとの悲鳴が出ている。
緊急会議の開催を呼びかけたアフリカ交渉団議長のリチャード・ムユンギ氏は会議後、宿泊施設への懸念に対応することでブラジルが同意し、8月11日に開催される会議で「全ての代表団にとって宿泊施設が適切かどうかを確認してもらうことになった」と明らかにした。その上で「私たちは参加人数を減らす用意はできていない」とし、宿泊費高騰の影響でアフリカからの参加人数が縮小する事態を避けたいとの考えを示した。
ベレンはアマゾン川の沿岸にある人口約130万人の都市で、約4万5000人の出席者が見込まれているCOP30に対応するために通常提供されている約1万8000床のホテル客室を急ピッチで拡大している。
ブラジル政府は今月、出席する代表団向けに計6000床を提供する2隻のクルーズ船を確保したと発表した。また、開発途上国向けに1泊当たりの宿泊費を最高でも220ドルに抑えた宿泊施設の予約受付を始めた。
ただ、これは出席を促すために国連が一部の開発途上国に提供する「日当」を上回る。ベレンでのCOP30の場合、1泊当たり149ドルが支給される。
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