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米ウクライナ首脳が電話会談、防空強化など協議

2025年07月05日(土)03時06分

トランプ米大統領は4日、ウクライナのゼレンスキー大統領(写真)と電話会談を行った。4月撮影(2025年 ロイター/Alina Smutko)

[ワシントン/キーウ 4日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は4日、トランプ米大統領と電話会談を行い、ウクライナの防空能力向上に向けて連携することで合意したと明らかにした。

ゼレンスキー氏によると、共同防衛生産のほか、共同調達や投資についても協議した。

  米ニュースサイトのアクシオスによると、 両首脳は約40分にわたって会談し、 トランプ氏はゼレンスキー氏に、ウクライナに供給する予定の米国製武器で保留になっているものがあるか確認すると伝えたという。

電話会談の内容について説明を受けた関係筋はロイターに対し、会談は「極めて良好」だったとし、ウクライナに対する防空用の迎撃ミサイル「パトリオット」の供給が再開される可能性に楽観的な見方を示した。

トランプ氏は前日、ロシアのプーチン大統領と電話会談を実施。プーチン氏は紛争の「根本的原因」を取り除くというウクライナ侵攻の目的を取り下げることはないとの立場を改めて表明し、トランプ氏は会談後、ウクライナ戦争終結に向けた取り組みに進展は全くなかったと述べていた。

こうした中、ロシア軍は3日夜から4日早朝にかけてウクライナ首都キーウ(キエフ)にドローン(無人機)による大規模な攻撃を実施。ウクライナ当局によると1人が死亡し、少なくとも23人が負傷した。

ロイター
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