英国、潜水艦建造能力に80億ドル超投資へ

6月10日、英国のリーブス財務相は、同国が潜水艦建造能力に60億ポンド(81億3000万ドル)超を投資し、防衛大手BAEシステムズやエンジニアリング大手ロールス・ロイスなどの企業を支援すると発表する。写真は、原子力潜水艦。3月20日、英国のバローで撮影(2025年 ロイター/Oli Scarff)
[ロンドン 10日 ロイター] - 英国のリーブス財務相は10日、同国が潜水艦建造能力に60億ポンド(81億3000万ドル)超を投資し、防衛大手BAEシステムズやエンジニアリング大手ロールス・ロイスなどの企業を支援すると発表する。
英国は先週、次世代の攻撃型原子力潜水艦を最大12隻建造し、2030年代後半から既存の7隻の艦隊と入れ替えると発表した。
その際に費用は明らかにされていなかったが、リーブス氏は10日の演説で、BAEシステムズやロールス・ロイスの子会社ロールス・ロイス・サブマリンズを含む「英国の潜水艦産業基盤の能力や生産性」を向上させるため、防衛原子力部門への投資額は60億ポンドを超えると述べる予定だ。
政府はこの投資について、先週発表された潜水艦の生産加速を実現するのに役立つと声明で述べた。