インドと中央アジア5カ国、レアアース共同探査に関心表明
[ニューデリー 6日 ロイター] - インドと中央アジア5カ国は6日、レアアース(希土類)や重要鉱物の共同探査に関心を表明した。
ニューデリーで開催されたインド・中央アジア対話の第4回会合後に共同声明を発表した。
レアアースを巡っては、中国が輸出規制を決定したことを受けて、自動車、クリーンエネルギー、防衛など、さまざまな産業に不安が広がっている。
インドとの共同探査に関心を表明したのはカザフスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタン。会合では昨年9月に開催された「インド・中央アジア・レアアース・フォーラム」の早期開催も「関係当局」に要請した。
声明は「各国閣僚は重要鉱物で新たな協力機会を探るため、代表団の相互派遣を奨励した」とし、次回会合を2026年に開催することで合意した。
ロイターは5日、インドがレアアース磁石の長期備蓄を確保するため、企業と協議していると報道。国内生産に財政的な優遇措置を適用し、中国への依存を減らす方針だ。 また、インドはグリーンエネルギー移行に必要な鉱物を確保するため、24の重要鉱物のリサイクルを奨励する措置を導入することも計画している。