ニュース速報
ワールド

インドと中央アジア5カ国、レアアース共同探査に関心表明

2025年06月09日(月)10時19分

[ニューデリー 6日 ロイター] - インドと中央アジア5カ国は6日、レアアース(希土類)や重要鉱物の共同探査に関心を表明した。

ニューデリーで開催されたインド・中央アジア対話の第4回会合後に共同声明を発表した。

レアアースを巡っては、中国が輸出規制を決定したことを受けて、自動車、クリーンエネルギー、防衛など、さまざまな産業に不安が広がっている。

インドとの共同探査に関心を表明したのはカザフスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタン。会合では昨年9月に開催された「インド・中央アジア・レアアース・フォーラム」の早期開催も「関係当局」に要請した。

声明は「各国閣僚は重要鉱物で新たな協力機会を探るため、代表団の相互派遣を奨励した」とし、次回会合を2026年に開催することで合意した。

ロイターは5日、インドがレアアース磁石の長期備蓄を確保するため、企業と協議していると報道。国内生産に財政的な優遇措置を適用し、中国への依存を減らす方針だ。 また、インドはグリーンエネルギー移行に必要な鉱物を確保するため、24の重要鉱物のリサイクルを奨励する措置を導入することも計画している。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

中国の対ロシア輸出、5月は前年比-9.6% 減少ペ

ビジネス

現状判断DIは前月比1.8ポイント上昇の44.4=

ビジネス

中国5月輸出は3カ月ぶり低水準、関税巡り逆風 輸入

ビジネス

ボーイング機、中国への納入再開か 関税戦争緩和で
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:韓国新大統領
特集:韓国新大統領
2025年6月10日号(6/ 3発売)

出直し大統領選を制する李在明。「政策なきポピュリスト」の多難な前途

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラドールに涙
  • 2
    ふわふわの「白カビ」に覆われたイチゴを食べても、健康に問題ないのか?
  • 3
    ひとりで浴槽に...雷を怖れたハスキーが選んだ「安全な場所」に涙
  • 4
    猫に育てられたピットブルが「完全に猫化」...ネット…
  • 5
    コメ価格高騰で放映される連続ドラマ『進次郎の備蓄…
  • 6
    救いがたいほど「時代錯誤」なロマンス映画...フロー…
  • 7
    プールサイドで食事中の女性の背後...忍び寄る「恐ろ…
  • 8
    脳も体も若返る! 医師が教える「老後を元気に生きる…
  • 9
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害…
  • 10
    ディズニーの大幅な人員削減に広がる「歓喜の声」...…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊の瞬間を捉えた「恐怖の映像」に広がる波紋
  • 3
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラドールに涙
  • 4
    猫に育てられたピットブルが「完全に猫化」...ネット…
  • 5
    日本の女子を追い込む、自分は「太り過ぎ」という歪…
  • 6
    ウクライナが「真珠湾攻撃」決行!ロシア国内に運び…
  • 7
    ひとりで浴槽に...雷を怖れたハスキーが選んだ「安全…
  • 8
    ペットの居場所に服を置いたら「黄色い点々」がびっ…
  • 9
    50歳を過ぎた女は「全員おばあさん」?...これこそが…
  • 10
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
  • 1
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 2
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 3
    日本はもう「ゼロパンダ」でいいんじゃない? 和歌山、上野...中国返還のその先
  • 4
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊…
  • 5
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 6
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
  • 7
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドロ…
  • 8
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 9
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
  • 10
    猫に育てられたピットブルが「完全に猫化」...ネット…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中