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貿易戦争、新興国中銀はコロナより対応困難=IMF筆頭副専務理事
2025年06月05日(木)13時12分

国際通貨基金(IMF)のゴピナート筆頭副専務理事は、貿易戦争によるショックが新興国市場の中央銀行に異なる影響をもたらすと述べた。写真は4月に米ワシントンで開かれたセミナーで(2025年 ロイター/Elizabeth Frantz)
[4日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)のゴピナート筆頭副専務理事は、貿易戦争によるショックが新興国市場の中央銀行に異なる影響をもたらすと述べた。これは新型コロナのパンデミック(世界的大流行)の際、各国の中銀が迅速に金融政策を緩和できた時とは対照的だと指摘した。
英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)のインタビューで、関税が途上国や世界市場に与える予測不可能な影響により、各国中銀の政策運営はより困難になるとの見解を示した。
「パンデミック時と比べて、今回は(新興国中銀にとって)より大きな課題となるだろう」と語った。