天安門事件36年、台湾総統と米国務長官が犠牲者を追悼 中国は反発

中国軍が学生らの民主化運動を武力弾圧した天安門事件から4日で36年を迎え台湾の頼清徳総統はフェイスブックへの投稿で、運動に参加した人々の勇気を称えた。写真は陸軍学校を訪れた頼総統。台湾で2024年に撮影(2025年 ロイター/Ann Wang)
Yimou Lee Ben Blanchard
[台北 4日 ロイター] - 中国軍が学生らの民主化運動を武力弾圧した天安門事件から4日で36年を迎えた。台湾の頼清徳総統はフェイスブックへの投稿で、運動に参加した人々の勇気を称えるとともに、人権は世代や境界を越えて台湾や他の民主社会が共有する概念だと述べた。
「6月4日の天安門事件を記念することは、歴史を悼むだけでなく、この記憶を永続させることでもある」と指摘。「権威主義的な政府はしばしば歴史を沈黙させ、忘れることを選ぶが、民主的な社会は真実を守り、人権という理念に犠牲を払った人々を忘れることを拒否する」とした。
その上で「われわれは歴史を忘れることを拒否するだけでなく、われわれの核となる価値観を日々実践していく」と宣言した。
ルビオ米国務長官も3日、天安門事件で殺害された中国人の勇気を称賛。
「私たちは今日、基本的自由を行使しようとして殺害された中国人の勇気と、1989年6月4日の出来事に対する責任追及と正義を求める過程で迫害を受け続けている人々を記念する」と表明。
「中国共産党は積極的に事実を検閲しようとしているが、世界は決して忘れないだろう」と述べた。
中国外務省の林剣報道官は4日の定例会見で、ルビオ氏の「誤った発言は歴史の事実を悪意を持って歪曲するもの」であり、中国の内政への深刻な干渉だとし、米国に苦情を申し立てたことを明らかにした。
同報道官は「中国政府は、1980年代後半に起きた政治的混乱について、中国の特色ある社会主義の道こそが歴史と人民の選択であるという明確な結論に、ずっと以前に達している」と述べた。
<香港では厳重警備>
遺族の会「天安門の母」は今週、毎年恒例の声明を出し、事件で何が起きたのかを公に説明するよう中国政府に求めた。
また、2020年に香港国家安全維持法(国安法)が施行される前は大規模な追悼集会が開かれていた香港のビクトリア公園周辺では厳重な警備が敷かれた。
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