EXCLUSIVE-肥満症薬「ウゴービ」、米10代の使用率が50%上昇=調査

米国でデンマーク製薬大手ノボノルディスクの肥満症治療薬「ウゴービ」を使用する10代の若者が増加していることが、ヘルスケア情報会社トゥルベタの調査で分かった。写真はペンシルバニア州で2023年11月に撮影(2025年 ロイター/Hannah Beier)
[ロサンゼルス 3日 ロイター] - 米国でデンマーク製薬大手ノボノルディスクの肥満症治療薬「ウゴービ」を使用する10代の若者が増加していることが、ヘルスケア情報会社トゥルベタの調査で分かった。調査データをロイターが入手した。若者を対象とした同薬の使用に自信を持つ家族と医師が増えていることが背景にある。
データによると、ウゴービによる治療を始めた10代の若者の平均処方率は昨年は10万人当たり14.8件と前年の同9.9件から50%上昇した。今年1─3月の平均処方率は同17.3件でさらに上がっている。
それでもウゴービの処方を受けている若者は、10万人当たり2万3000人と推定される肥満症を患う10代の若者全体のごく一部に過ぎず、成人に比べると処方のペースははるかに遅い。
この調査には、思春期の肥満症治療薬として承認されていないノボノルディスクの「オゼンピック」や米イーライリリーの「ゼップバウンド」などGLP─1受容体作動薬や、これらの治療薬の配合版は含まれていない。
ウゴービは2022年終盤に思春期の若者の肥満症治療薬として承認された。
米政府のデータによると、国内の12─19歳の若者のうち肥満の割合は23%(約800万人)で、1980年の5%から増えている。肥満の若者は2型糖尿病や心血管・肝臓疾患など、慢性的で費用がかかり、寿命を縮める疾患を発症するリスクが極めて高い。
一部の医師は重要な発育期の子どもに対する長期的な安全性が不明なこと、無期限に使用する必要があることなどから肥満症治療薬の処方に消極的な姿勢を取っている。また肥満の治療には保険が適用されないことが多いことも処方の障害となっている。
ケネディ厚生長官は、「過剰医療」を招くとして、子どもの肥満症治療にオゼンピックやウゴービを処方する考えを批判している。
専門家らはGLP─1薬の使用と並行して副作用を監視し、生活習慣を変える必要があると訴えている。
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