インド市場、関税巡る不確実性後退後は大規模資金流入の期待=BofA証券

インド市場は、関税絡みの不確実性が後退すれば、外国人投資家の資金流入がアジアで3本の指に入る規模に達し、通貨ルピーとルピー建て債券が恩恵を受けるとの見通しをBofA証券が3日示した。写真はインドルピーの紙幣。2024年5月にニューデリーで撮影(2025年 ロイター/Priyanshu Singh)
[ムンバイ 3日 ロイター] - インド市場は、関税絡みの不確実性が後退すれば、外国人投資家の資金流入がアジアで3本の指に入る規模に達し、通貨ルピーとルピー建て債券が最大の恩恵を受けるとの見通しをBofA証券のグローバル新興国市場債券戦略を統括するデービッド・ホーナー氏が3日示した。
ホーナー氏はロイターに対して「インドはアジアの中で最高クラスの投資先になるはずだ。他の市場にはない数多くの成長のけん引役を有しているからだ」と語った。
2024年に2.9%下落したルピーの対ドル相場は今年に入ってほぼ横ばいで推移し、3日は1ドル=85.59ルピーだった。ホーナー氏は、年末までに84ルピーまでドルに対して値上がりすると見込んでいる。
ホーナー氏は、ドル安と新興国の中央銀行による利下げの可能性が投資家を呼び込む公算が大きいと分析。「年後半からはより多くの資金が流入するだろう。世界的にインフレが落ち着くという証拠が増え、市場参加者は新興国債券への安心感を強めて、資金流入拡大につながる」と述べた。
外国人投資家のインド国債保有規模は4月と5月で計3200億ルピー(37億4000ドル)強の純減になった。
ホーナー氏によると、この売りは貿易面の緊張がもたらす影響への懸念が引き金だが、引き揚げられた資金は米国のマネー・マーケット・ファンド(MMF)に待機していて、年内にまたインドに入ってくる可能性があるという。
BofA証券は、インド準備銀行(RBI、中央銀行)が年内に追加で50ベーシスポイント(bp)の利下げに動くと想定している。RBIは今年既に、50bpの利下げを実施した。
ホーナー氏は、インドの5年国債を好ましい投資先だと見なしつつ、全イールドカーブで利回りが25-50bp低下すると予想した。
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