スイスＣＰＩ、4年以上ぶりのマイナスに 大幅利下げ圧力増大へ

　６月３日、スイス連邦統計局が発表した５月の消費者物価指数（ＣＰＩ）は前年同月比０．１％下落し、４年以上ぶりのマイナスとなった。写真はスイスの週末市場。背後に雪をかぶったピラトゥス山が見える。２０２１年５月、スイスのルツェルンで撮影（２０２５年　ロイター/Arnd Wiegmann）

[チューリヒ ３日 ロイター] - スイス連邦統計局が３日発表した５月の消費者物価指数（ＣＰＩ）は前年同月比０．１％下落し、４年以上ぶりのマイナスとなった。スイス国立銀行（中央銀行）への大幅利下げ圧力が増しそうだ。

１９日に開催される中銀会合での利下げは市場で確実視されているが、政策金利が現在の０．２５％から０％になる確率は６９％、マイナス０．２５％まで大幅に引き下げられる確率は３１％となっている。

スイス中銀は２０１４年終盤から２２年までマイナス金利を導入していた。