トルコでの直接交渉案、ウクライナはまだ回答せず=クレムリン

ロシア大統領府(クレムリン)のぺスコフ報道官(写真)は29日、ロシア側が提案している6月2日のトルコ・イスタンブールでの直接交渉について、ウクライナ側からの返答を待っている状況だと述べた。27日の代表撮影(2025年 ロイター/Sputnik)
[モスクワ 29日 ロイター] - ロシア大統領府(クレムリン)のぺスコフ報道官は29日、ロシア側が提案している6月2日のトルコ・イスタンブールでの直接交渉について、ウクライナ側からの返答を待っている状況だと述べた。
ロシアは28日、紛争の「根本原因を解決する」ための要素を盛り込んだ覚書を次回の交渉で協議することを提案した。ぺスコフ氏は現時点でウクライナ政府からこの提案に対する返答を受け取っていないと述べた。
ウクライナのシビハ外相が、ロシアは覚書を即座に提示すべきだと主張したことについて、ペスコフ氏は「非建設的だ」と一蹴した。「(ウクライナ側が)交渉を継続する用意があるのか、それともその逆の立場なのかを確認する必要がある」と語った。
一方、ウクライナのウメロフ国防相は28日、ウクライナ側は和平に向けた覚書を既に提出済みだと述べ、ロシア側も来週まで待つのではなく、直ちに覚書を提示するよう求めた。