ノルウェー政府系ファンド、日本の不動産投資オフィス閉鎖

5月28日、世界最大の資産を持つノルウェーの政府系ファンドは、日本の不動産投資オフィスを閉鎖することを決定したと発表した。写真は、同ファンドのロゴ。2017年6月、ノルウェーのリサケルで撮影(2025年 ロイター/Ints Kalnins)
[オスロ 28日 ロイター] - 世界最大の資産を持つノルウェーの政府系ファンドは28日、日本の不動産投資オフィスを閉鎖することを決定したと発表した。同ファンドは1兆8000億ドル以上の資産を保有している。
東京オフィスは2015年に開設。5人を雇用し、不動産への直接投資2件を完了させた。
ファンドを運用するノルウェー中央銀行投資管理部門(NBIM)は声明で「戦略的見直しの一環として、直接投資を通じた日本の不動産ポートフォリオ拡大はもはや優先事項ではなくなった」と説明。今回の決定は日本における株式や債券投資には影響しないとも述べた。
3月31日時点で、同ファンドは日本の株式や債券、不動産に1090億ドルを投資している。