お互い納得の内容でないと合意できない、接点探す=日米交渉で赤沢再生相

赤沢亮正経済再生相は23日、米政府との3回目の関税協議について「お互い納得できる内容でないと合意できない」とし、「米側の提案などをよく聞いた上で、双方の考えの接点を探す」と述べた。訪米にあたり同日午前、羽田空港で記者団の取材に応じた。写真は4月18日、東京で撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)
Yoshifumi Takemoto
[東京 23日 ロイター] - 赤沢亮正経済再生相は23日、米政府との3回目の関税協議について「お互い納得できる内容でないと合意できない」とし、「米側の提案などをよく聞いた上で、双方の考えの接点を探す」と述べた。訪米にあたり同日午前、羽田空港で記者団の取材に応じた。
赤沢再生相は、自動車と同部品や鉄鋼・アルミへの米関税の見直しを求める方針に変わりはないと指摘。その上で「米国にも日本にも守るべき国益があり、それをしっかり守りながら合意できるようにがんばりたい」と述べた。
今回の交渉にはラトニック商務長官とグリア通商代表部(USTR)代表が参加する一方、ベセント財務長官は欠席する見通しだが、赤沢再生相は「この3人が協議の相手だと思っている」と述べるにとどめた。