ニュース速報
ワールド

シンガポール非石油輸出、4月は前年比+12.4% 予想大幅に上回る

2025年05月16日(金)11時32分

 5月16日、シンガポール企業庁が発表した4月の石油を除く輸出は前年同月比12.4%増と、アナリスト予想の4.3%増を大きく上回った。写真は2月、ブラニ島のコンテナターミナルで撮影(2025年 ロイター/Edgar Su)

Bing Hong Lok

[シンガポール 16日 ロイター] - シンガポール企業庁が16日発表した4月の石油を除く輸出は前年同月比12.4%増と、アナリスト予想の4.3%増を大きく上回った。

電子製品と非電子製品の輸出がともに増加した。3月は5.4%増だった。前月比(季節調整済み)の数値は公表されていない。

米国の関税措置で世界貿易の減速が予想される中、シンガポール経済の見通しは依然として不透明だ。

OCBCのエコノミスト、セレナ・リン氏は4月の輸出大幅増について、特にトランプ米大統領が電子製品を関税の対象外としたことから、世界的な貿易摩擦が高まる前に購入を前倒しする動きが出た可能性があると指摘。

「相互関税の90日間停止と現在進行中のさまざまな貿易交渉により、この数カ月はいったん(緊張が)和らぎ、状況がより明確になるまで前倒しが続く可能性がある」と述べた。

その上で、電子製品と非電子製品の両方について対米輸出の軟化を注視する必要があるとした。

4月の輸出はインドネシア、台湾、韓国、香港、タイ、日本、米国向けが前年比で増加した一方、マレーシアと中国向けは減少した。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

中国、ガリウムやゲルマニウムの対米輸出禁止措置を停

ワールド

米主要空港で数千便が遅延、欠航増加 政府閉鎖の影響

ビジネス

中国10月PPI下落縮小、CPI上昇に転換 デフレ

ワールド

南アG20サミット、「米政府関係者出席せず」 トラ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評家たちのレビューは「一方に傾いている」
  • 2
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一撃」は、キケの一言から生まれた
  • 3
    筋肉を鍛えるのは「食事法」ではなく「規則」だった...「ジャンクフードは食べてもよい」
  • 4
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 5
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216c…
  • 6
    レイ・ダリオが語る「米国経済の危険な構造」:生産…
  • 7
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 8
    「非人間的な人形」...数十回の整形手術を公表し、「…
  • 9
    「豊尻」施術を無資格で行っていた「お尻レディ」に1…
  • 10
    「爆発の瞬間、炎の中に消えた」...UPS機墜落映像が…
  • 1
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 2
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 5
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216c…
  • 6
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2…
  • 7
    「路上でセクハラ」...メキシコ・シェインバウム大統…
  • 8
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 9
    クマと遭遇したら何をすべきか――北海道80年の記録が…
  • 10
    筋肉を鍛えるのは「食事法」ではなく「規則」だった.…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 7
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 8
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中