インド卸売物価、4月は前年比＋0.85％ 13カ月ぶり低い伸び

[ニューデリー １４日 ロイター] - インド政府が１４日発表した４月の卸売物価指数は前年比０．８５％上昇と前月の２．０５％上昇から減速し、２０２４年３月以来１３カ月ぶりの低い伸びとなった。食品価格の上昇率が鈍化した。

ロイターがまとめた市場予想は１．７６％上昇だった。

食品は２．５５％上昇で、３月の４．６６％上昇から鈍化。野菜は１８．２６％下落。３月は１５．８８％下落だった。

燃料・電力価格は３月の０．２０％上昇から２．１８％下落に転じた。

１３日の政府発表によると、消費者物価指数（ＣＰＩ）の上昇率は３カ月連続でインド準備銀行（中央銀行）の目標である４％を下回り、成長支援に向けた追加利下げの余地が出てきた。

中銀は、今年に入り既に２会合連続で主要金利のレポレートを引き下げている。