印パ軍事衝突、「米国が関知する問題ではない」=バンス副大統領

5月8日、バンス米副大統領は、インドとパキスタンの軍事衝突について、速やかな戦闘縮小を望むとしながらも、基本的には「米国が関知する問題ではない」と明言した。インド・ジャイプールで4月22日、代表撮影(2025年 ロイター)
[ワシントン 8日 ロイター] - バンス米副大統領は8日、インドとパキスタンの軍事衝突について、速やかな戦闘縮小を望むとしながらも、基本的には「米国が関知する問題ではない」と明言した。
バンス氏はFOXニュースのインタビューで「われわれができるのは、彼らに少し戦闘を縮小するよう促すのを試みることだ。だがわれわれは、基本的にわが国が関知する問題ではなく、米国の制御能力とは無関係な戦闘に介入するつもりはない」と語った。
インドとパキスタンはいずれも核保有国。バンス氏は、戦闘がより広範な地域戦争や、核衝突に発展することがないよう願うとも述べた。
中国の影響力拡大を抑えたい米国にとって、インドは重要なパートナー。パキスタンは米国の同盟国だが、米軍が2021年にアフガニスタンから撤退して以来、隣国パキスタンの米国にとっての重要性は低下している。