関税見直し求める日本の姿勢に変わりない=米英合意受け赤沢再生相

赤沢亮正経済再生相は9日の閣議後会見で、米英が貿易協定で合意した内容をどう受け止めるかとの質問に対し、「一連の関税措置の見直しを求める日本のポジション変わりはない」と述べるにとどめた。写真は4月18日、東京で撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)
Yoshifumi Takemoto
[東京 9日 ロイター] - 赤沢亮正経済再生相は9日の閣議後会見で、米英が貿易協定で合意した内容をどう受け止めるかとの質問に対し、「一連の関税措置の見直しを求める日本のポジション変わりはない」と述べるにとどめた。
自動車関税などの関税撤廃を求める日本にとって米英合意は前向きか、懸念される結果かとの質問に対しても明言を避け、米国の自動車・自動車部品・鉄鋼・アルミ関税、相互関税は極めて遺憾との従来の見解を繰り返した。
米英は8日に合意を発表。米国は英国からの輸入品に対する10%の基本税率を維持するが、英国は米製品に対する関税率を5.1%から1.8%に引き下げ、米製品の市場アクセスを拡大する。