ウクライナに「テロの傾向」、モスクワ無人機攻撃で=ロシア

ロシア大統領府のペスコフ報道官(写真)は、「ウクライナはその本質であるテロ行為の傾向を示し続けている」と述べた。昨年12月の代表撮影(2025年 ロイター/Sputnik)
[モスクワ 7日 ロイター] - ロシア政府は7日、対ドイツ戦勝80年の記念式典を前に、ウクライナがドローン(無人機)で首都モスクワへの夜間攻撃を仕掛けたことは、ウクライナが「テロ行為」を行う傾向を示していると表明した。
モスクワでは6日夜から7日にかけ、ウクライナが3夜連続となるドローン攻撃を行い、中国の習近平国家主席の公式訪問を7日夜に控える中、大半の空港が閉鎖された。モスクワ市長によると、14機のドローンは防空部隊によって撃墜された。
ロシア大統領府のペスコフ報道官は記者団との電話会見で、「ウクライナはその本質であるテロ行為の傾向を示し続けている」と述べた。
9日の記念式典には習氏を含め、数十カ国の首脳が出席を予定する。ペスコフ氏は「戦勝式典が平穏で安定した平和的な環境で行われるよう、わが国の諜報機関と軍部は必要な全ての措置を講じている」と述べた。
ドローン攻撃にロシアはどう対応するのかとの質問に対し、ペスコフ氏は、ウクライナとの間で式典の前後3日間の停戦を求めるロシアの提案はまだ有効だと述べた。
ロシアも6日夜から7日朝にかけてウクライナの首都キーウ(キエフ)を攻撃。2人が死亡した。