ポーランド、「ロシアによる選挙干渉に直面」と副首相 18日に大統領選

ポーランドのガフコフスキ副首相兼デジタル相は6日、大統領選の第1回投票が5月18日に迫る中、ポーランドはロシアによる前例のない選挙干渉の試みに直面していると述べた。2月撮影(2025年 ロイター/Gonzalo Fuentes)
[ワルシャワ 6日 ロイター] - ポーランドのガフコフスキ副首相兼デジタル相は6日、大統領選の第1回投票が5月18日に迫る中、ポーランドはロシアによる前例のない選挙干渉の試みに直面していると述べた。
ガフコフスキ氏は防衛関連の会議で「ポーランドの大統領選はロシアによる選挙介入という前例のない試みに直面している」とし、重要インフラに対する攻撃と偽情報の拡散を組み合わせて実施し、国家の正常な機能を麻痺させようとする試みがあると指摘。水道、下水道会社や発電所などのほか、国家行政機関が攻撃を受けており、今年に入ってからロシアによるこうした攻撃への関与が2倍以上に増加していると述べた。
ポーランドはウクライナに対する支援の拠点。隣国ルーマニアでロシアによる選挙介入が疑われる中、憲法裁判所が昨年11月の大統領選の投票を無効としたことを受け、警戒を強めている。
ロシアは選挙干渉の疑惑を繰り返し否定している。