ニュース速報
ワールド

ゼレンスキー氏、停戦後に「ロシアと協議の用意」 短期間で合意は困難

2025年04月23日(水)07時31分

ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアとの停戦が実現すれば、いかなる形式でもロシアと協議を行う用意があると述べた。4月4日、キーウで撮影(2025年 ロイター/Alina Smutko/File Photo)

[キーウ 22日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は22日、ロシアとの停戦が実現すれば、いかなる形式でもロシアと協議を行う用意があると述べた。同時に、和平の全ての条件について短期間で合意することは困難との考えも示した。

ゼレンスキー氏はキーウで行った記者会見で、23日にロンドンで実施される西側諸国との高官協議について、ウクライナ代表団は全面的、もしくは部分的な停戦について協議する権限を持つと述べた。 

このほか、ロシアが2014年に一方的に併合したクリミア半島について、ウクライナがロシアによる占領を法的に承認することはないと言明。ロシアが占領するウクライナ南部のザポロジエ原子力発電所については、復旧にあたり米国と協力する用意があるとした上で、所管を巡る米国からの公式な提案は受けていないと述べた。

また、ローマ教皇フランシスコの葬儀に出席する際、同様に葬儀への出席を表明しているトランプ米大統領と会談する用意があると語った。

ゼレンスキー氏は今週外交活動を強化するとし、南アフリカのラマポーザ大統領やスペイン、ポーランド、チェコの首脳らとも会談すると述べた。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米首都銃撃でイスラエル大使館員2人死亡、親パレスチ

ワールド

景気「緩やかに回復」維持、米関税リスク引き続き注視

ワールド

中国・オランダ外相が会談、グローバルな課題で協力深

ビジネス

スカイマーク、ボーイング737-8型機6機を発注へ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:関税の歴史学
特集:関税の歴史学
2025年5月27日号(5/20発売)

アメリカ史が語る「関税と恐慌」の連鎖反応。歴史の教訓にトランプと世界が学ぶとき

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界の生産量の70%以上を占める国はどこ?
  • 2
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 3
    人間に近い汎用人工知能(AGI)で中国は米国を既に抜いた──ただしそれは異形のAI
  • 4
    「空腹」こそが「未来の医療」になる時代へ...「ファ…
  • 5
    コストコが「あの商品」に販売制限...消費者が殺到し…
  • 6
    【クイズ】世界で1番「太陽光発電」を導入している国…
  • 7
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドロ…
  • 8
    トランプは日本を簡単な交渉相手だと思っているが...…
  • 9
    中ロが触手を伸ばす米領アリューシャン列島で「次の…
  • 10
    【裏切りの結婚式前夜】ハワイにひとりで飛んだ花嫁.…
  • 1
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 2
    日本はもう「ゼロパンダ」でいいんじゃない? 和歌山、上野...中国返還のその先
  • 3
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドローン母船」の残念な欠点
  • 4
    ワニの囲いに侵入した男性...「猛攻」を受け「絶叫」…
  • 5
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
  • 6
    コストコが「あの商品」に販売制限...消費者が殺到し…
  • 7
    【クイズ】世界で1番「太陽光発電」を導入している国…
  • 8
    中ロが触手を伸ばす米領アリューシャン列島で「次の…
  • 9
    「空腹」こそが「未来の医療」になる時代へ...「ファ…
  • 10
    人間に近い汎用人工知能(AGI)で中国は米国を既に抜…
  • 1
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    日本はもう「ゼロパンダ」でいいんじゃない? 和歌山…
  • 5
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの…
  • 6
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得…
  • 7
    【クイズ】世界で2番目に「軍事費」が高い国は?...1…
  • 8
    部下に助言した時、返事が「分かりました」なら失敗…
  • 9
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドロ…
  • 10
    5月の満月が「フラワームーン」と呼ばれる理由とは?
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中