原油先物は1カ月ぶり高値付近、供給不安で3週連続上昇へ

アジア時間の原油先物は1カ月ぶり高値付近で推移。米国がベネズエラ産石油・ガスを輸入する国々に関税を課し、イラン産石油取引に新たな制裁を科したことを受けた供給逼迫観測が背景。写真は2013年、米ノースダコタ州マッケンジー郡で撮影(2025年 ロイター/Shannon Stapleton)
[シンガポール 28日 ロイター] - アジア時間の原油先物は1カ月ぶり高値付近で推移。米国がベネズエラ産石油・ガスを輸入する国々に関税を課し、イラン産石油取引に新たな制裁を科したことを受けた供給逼迫観測が背景。この基調を維持すれが3週連続の上昇となる。
北海ブレント先物は0213GMT(日本時間午前11時13分)時点で0.08ドル(0.1%)安の1バレル=73.95ドル。米WTI先物は0049GMT時点で0.08ドル(0.1%)安の69.84ドル。ともに週初から2%超上昇している。
米原油在庫の減少も支援材料。ただトランプ関税が景気を冷やし石油需要に影響する可能性があり、アナリストは足元の原油高に持続性はないとみている。