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宙に浮くキューバ政治犯釈放、トランプ氏のテロ指定解除撤回で

2025年01月22日(水)12時20分

 1月21日、トランプ米大統領が20日、キューバに対する米政府のテロ支援国家指定を解除するとしたバイデン前大統領の決定を撤回する大統領令に署名した。写真はカレン・バスケスさん。キューバのハバナで撮影(2025 ロイター/Mario Fuentes)

Dave Sherwood  Mario Fuentes

[ハバナ 21日 ロイター] - トランプ米大統領が20日、キューバに対する米政府のテロ支援国家指定を解除するとしたバイデン前大統領の決定を撤回する大統領令に署名した。

バイデン氏の指定解除はキューバ制裁緩和への布石で、ローマ教皇庁の仲介によってキューバ側は代わりに政治犯500人超を釈放する取り決めになっていた。

しかし、トランプ氏の大統領令により、こうした取引は宙に浮いた形だ。

2021年7月の反政府デモに参加したため反乱扇動罪に問われて投獄され、今月19日に釈放されたばかりのカレン・バスケスさん(44)はロイターの取材に対して「私は政治に興味はないが、この大統領令には恐怖を感じる」と語った。自身の釈放は条件付きという位置付けのため、今後どうなるのか全く分からないと不安を漏らした。

欧米諸国や人権団体はバスケスさんのような人々を政治犯と見なし、釈放を求めていた。

キューバ政府は21日、トランプ氏の大統領令を強く非難。「米帝国主義の攻撃性を物語るものだ」と訴えたが、何らかの対抗措置を講じるかどうかには言及していない。

これまでキューバ政府が釈放した政治犯は約150人と、釈放を約束した553人の約4分の1にとどまっている。釈放された人々の大半は、21年7月の反政府デモに加わっていた。

ロイター
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