ガザ地区で11人死亡、イスラエル軍戦車が中部難民キャンプに侵入
イスラエル軍は11日、パレスチナ自治区ガザ中部にあるヌセイラト難民キャンプの西側に戦車を展開し、新たな侵攻を開始した。ガザへ向かう戦車、イスラエル南部で11日撮影。(2024年 ロイター/Amir Cohen)
Nidal al-Mughrabi
[カイロ 11日 ロイター] - イスラエル軍は11日、パレスチナ自治区ガザ中部にあるヌセイラト難民キャンプの西側に戦車を展開し、新たな侵攻を開始した。パレスチナの医療関係者は、イスラエル軍の攻撃により10日夜から少なくとも11人が死亡したと明らかにした。
住民によると、イスラエル軍の戦車は同キャンプの西側に侵入して砲撃を開始。住民や避難民家族はパニックに陥った。住民の一人、ザイク・モハマドさんはメッセージングアプリを通じて、戦車の進撃は全く予想していなかったと説明した。
医療関係者によると、10日夜から11日にかけてイスラエル軍がヌセイラトを2度にわたって空爆し、7人が死亡した。避難民のテントも空爆されたという。
またガザ北部のベイトラヒヤでは、イスラエル軍の空爆で4人が死亡したと医療関係者が述べた。ベイトラヒヤ近郊のカマル・アドワン病院では、無人機による攻撃で医療関係者3人が負傷した。