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ブラジル小売売上高、7月は前月比0.6%増 プラスに転じる
2024年09月13日(金)11時14分
9月12日、ブラジル地理統計院(IBGE)が12日発表した7月の小売売上高は前月比0.6%増加した。写真はブラジルのサンパウロにある店舗で2019年5月撮影(2024 ロイター/Nacho Doce)
[サンパウロ 12日 ロイター] - ブラジル地理統計院(IBGE)が12日発表した7月の小売売上高は前月比0.6%増加した。6月の0.9%減から増加に転じ、ロイターがまとめたエコノミスト予想の0.5%増をやや上回った。
前年比では4.4%増、予想は4.2%増だった。
調査対象8部門のうち5部門で前月比売上高が増加。オフィス機器の2.2%増とスーパー(食品・飲料、たばこ含む)の1.7%増が目立った。
インターのシニアエコノミスト、アンドレ・バレリオ氏は「数字は引き続き小売り部門の好調なダイナミズムを示しており、今年の経済活動では大きな驚き」と述べた。
同氏は好調さの要因として、堅調な労働市場、インフレ抑制、上半期の政府支出拡大を挙げた。ただ下半期には金融環境がよりタイトになり、小売り部門の業績の伸びが減速するとの見通しを示した。