米大統領選TV討論、経済や移民問題巡り論戦 初の直接対決
9月10日夜、11月の米大統領選に向け、民主党候補ハリス副大統領(59)と共和党候補トランプ前大統領(78)が初のテレビ討論会に臨んだ。写真は対面時に握手する両氏。同日、ペンシルベニア州フィラデルフィアで撮影(2024年 ロイター/Brian Snyder)
Nandita Bose Gram Slattery Joseph Ax
[フィラデルフィア 10日 ロイター] - 11月の米大統領選に向け、民主党候補ハリス副大統領(59)と共和党候補トランプ前大統領(78)が10日夜、初のテレビ討論会に臨んだ。冒頭では経済問題を巡り論戦を繰り広げた。
両候補は会場に入るとまず握手し、議論をスタート。ハリス氏は輸入品に高関税を課すトランプ氏の考えを批判する一方、家計に税制優遇措置を導入する自身の計画を訴えた。
また、トランプ前政権が「大恐慌以来最悪の失業率を残した」とし、「われわれが行ったのはドナルド・トランプの混乱を一掃することだ」と主張した。
トランプ氏はバイデン政権下でインフレが継続したと批判したが、インフレ率については誇張も見られた。その後、自身最大の争点である移民問題に話を移すと、精神病院などから移民が南部国境を越えて流入していると主張したが、証拠は示さなかった。
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