トランプ氏、ネタニヤフ氏と会談へ 26日にフロリダで
米共和党の大統領候補に指名されたトランプ前大統領(右)は23日、訪米中のイスラエルのネタニヤフ首相(左)と26日に会談すると明らかにした。2020年9月撮影(2024年 ロイター/Tom Brenner)
Jasper Ward Matt Spetalnick
[ワシントン 23日 ロイター] - 米共和党の大統領候補に指名されたトランプ前大統領は23日、訪米中のイスラエルのネタニヤフ首相と26日に会談すると明らかにした。
会談は自身が保有するフロリダ州パームビーチのリゾートで実施するという。
ネタニヤフ首相は現在ワシントンに滞在しており、24日に米議会で演説を行い、25日にバイデン大統領と会談する予定。バイデン氏に代わり民主党の大統領候補に指名される可能性が高いハリス副大統領とも会談する。
トランプ氏は23日遅くに、パレスチナ自治政府のアッバス議長がトランプ氏が銃撃された翌日に送った書簡を投稿した。書簡でアッバス氏はトランプ氏に「強さと安全」を願った。同じ投稿でトランプ氏は、ネタニヤフ氏と会談し、中東和平の実現に向けて取り組むことを楽しみにしていると述べた。
トランプ氏の大統領任期中、同氏とネタニヤフ氏は思想的にも政策的にもほぼ一致した立場を取り、米国は当時、大使館をテルアビブからエルサレムに移転した。
ただ、トランプ氏はイスラム組織ハマスによる昨年10月のイスラエル攻撃を巡り、安全保障上の失策としてネタニヤフ氏を批判。早期に人質解放を実現し、ハマスとの戦闘を終わらせる必要があるとしている。
トランプ氏は交流サイト(SNS)への投稿で、自身の政権時代に米国が仲介し、イスラエルがバーレーン、アラブ首長国連邦(UAE)と2国間関係を正常化した「アブラハム合意」について、ネタニヤフ氏が果たした役割を称賛した。
その上で「私の1期目には(中東)地域に平和と安定があり、歴史的なアブラハム合意にも調印した。平和と安定を再び手に入れる」と強調。ハリス氏には世界の紛争を「止める能力はない」と主張した。
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