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焼身図った米空軍兵が死亡、「パレスチナ人の擁護者」とハマス
2024年02月27日(火)12時45分
[ワシントン 26日 ロイター] - 米首都ワシントンのイスラエル大使館前で25日、焼身を図った米空軍兵士の男性(25)が死亡した。軍と地元警察が26日明らかにした。
焼身はイスラエル軍のガザ攻撃への抗議とみられる。当時の映像では、男性が「もう虐殺には加担しない」と言って透明な液体をかぶり、「パレスチナに自由を」と叫びながら自分の体に火をつけている。
国防総省は「悲劇的な出来事」とし、オースティン国防長官が事態を注視していると述べた。
イスラム組織ハマスは、死亡した兵士を「米政権とその不公正な政策によって抑圧されているパレスチナ人の苦境と人間の価値の擁護者としてその名を不朽のものとした」とし「遺族と友人に対し、心からの哀悼の意を表し、全面的な連帯を表明する」とテレグラムに投稿した。
イスラエルがハマスへの軍事作戦を開始し、多くのパレスチナ人が犠牲になる中、イスラエル大使館の周辺でたびたび抗議活動が行われている。昨年12月もアトランタのイスラエル領事館の前で戦争に抗議する女性が自らに火をつけることがあった。